私の両親は父がはっきりとした二重まぶたで、母が一重まぶたです。
私は母似で一重まぶたとして生まれてきました。顔全体の印象は嫌いではなかったのですが、一重まぶたがコンプレックスでした。
一番ショックだったのは、ニューヨークの大学に通っていた頃、ドイツ人の憧れていた男性から「まつ毛が短いね」と言われたことでした。
一重まぶたでまぶたがかぶさって、まつ毛がほとんど見えないような感じになっていたのです。
そこで、ニューヨークの整形外科に予約を入れて、二重まぶたの整形手術を受けたらいくらくらいかかるのか知りたくて無料カウンセリングを受けることにしました。
アメリカの美容整形では日本のような埋没法はポピュラーではなく、切開法がメインで、手術を受けるためには、顔写真をプロのカメラマンに撮ってもらったり、手術の日に付き添いが必要だったりと、何かと面倒なことが多かったのです。それに費用もかなり高かったのです。
それで、日本の雑誌を読んでいたら、日本だったら埋没法といって、切らずに二重にできる方法があるということを知りました。
それで、休みの時に日本に一時帰国した時に、国際美容外科で埋没法のプチ整形を受けることにしました。
あまり腫れないということでしたが、かなり腫れました。
麻酔の注射の時にちょっと痛いだけで、あとは何も感じませんでしたが、目がものすごく腫れて、父には内緒にしていたので、顔をあわせるのが嫌で、父を避けていました。
母は自分も一重まぶたがコンプレックスだったので良く気持ちがわかるということで、二重にすることに賛成でした。
まぶたが腫れて、アイスノンでずっと冷やしていたのですが、そういう時に限って、食事会の予定が入って、私は腫れた目のまま出席することになりました。
父は私の腫れた目を見て、どうしたんだろう?と思っていたようです。腫れが引くまでに2ヶ月くらいかかりましたが、目は若干ぱっちりしたような感じでした。
しかし、私のまぶたは分厚かったからか、1年もしないうちに二重のラインが消えてしまいました。
メンテナンス保証が付いていたので、もう一回埋没法のプチ整形を同じところで受けましたが、やっぱりそれも1年くらいで消えてしまいました。
私の脂肪のあるまぶただと、切開法でなければ、二重にするのは難しいということでした。それから、もう埋没法で二重にすることは諦めました。
もっと脂肪が少ないまぶただったらよかったのだと思います。