ふとガラスに映った自分の顔を見て「あら、私こんな輪郭だったっけ?」と思ったことありませんか?
顔は見る角度によってフェイスラインが違うのです。
顎周りがタプタプしていると顔全体がぼやけて、顔が大きく見えてしまいます。
ちまたでは小顔がもてはやされている昨今、つらいものがありますよね。
これはすっきりフェイスラインを取り戻すしかない!周りの人は思っているより他の人の顎を気にしていますからね。
そこで、顎のたるみ改善方法をばっちりご紹介します。
1.顎下はどうしてたるむの?原因は?
1-1.日頃の生活で無表情でいることが多い
~無表情はたるみを生む~
顎下がたるんでるのは顔全体の皮膚が下がってきているから。なので目の下の涙袋のたるみと鼻の横のほうれい線も出現していて、老け顔に見えてしまいます。
その皮膚が下がってしまう原因は、表情を作る筋肉の衰えです。
下の図ちょっと怖いですが『表情筋』です。
顔には30種類以上もの筋肉があり、骨と皮膚に繋がって細かな表情を作っています。
そして、目・鼻・口の開閉、飲む・食べる・しゃべるなどの運動にも関わっています。
普段この筋肉を使わないでいると、加齢とともにどんどん衰えて肌のハリがなくなり皮膚や脂肪を支えきれなくなって、おでこから下へと重力に引っ張られるように下がってきます。
このように顎のたるみは、日常で筋肉を使わないのが原因です。
アメリカ人は表情筋全体の60%使ってるのに対し、日本人は20%程度だとか。
日本人は表情が乏しいと言われるのはこうした数字にも出ていますね。
そしてデスクワークなどでパソコンと向き合ってると無表情の状態が長くなってしまいます。
そう、スマホを触っているときもそうですよね。
メールやLINEなど文字会話が増えて口を使った会話が少なくなり、口の周りの筋肉を使うことが激減しました。
1-2.加齢による老化
特に加齢による表情筋の老化は、顔のたるみの主原因とされています。
そして肌の健康を保つコラーゲンも減少することで、皮膚の伸縮性が失われ「たるみ」となって現れます。
加齢による老化は自然であって仕方のないことですが、いかにして老化スピードを遅らせるかがポイントとなります。
1-3.咀嚼回数が少ない
柔らかいものばかり食べるようになった食習慣も原因とされていて、咀嚼回数が減ることで顎の筋肉が衰えやすくなります。
1-4.猫背もたるみの悪影響!
立っているとき、座っているときの姿勢が顎下のたるみに大きく影響しています。
猫背だと顔の筋肉が正しく動かないので表情筋がうまく使えないのです。
そのうえ、下向きの姿勢は頭が前に倒れるので顔全体の皮膚を重力の力で下に伸ばしているわけで、それに首も前に出るので首の皮膚が伸びて首のシワの原因にもなるのです。
とくにパソコンやスマホを使っている時の姿勢には気を付けましょう!
2.顎下のたるみ少しでも解消したい!!予防は?
2-1.笑顔がたるみの予防になる!
シワを気にして使わないでいると、筋肉は衰えてかえって肌に悪影響を及ぼします。
たとえ『作り笑い』でも、美容にも健康にも素晴らしい効果がいっぱいあるそうです。
これは医学的にも証明されています。
そして、笑うとシワが増えるというのは間違いです!
目尻のシワは怒っているときにできるシワで、怒ってばかりいると増えます。
どんどん笑顔を振り撒きましょう!
2-2.咀嚼運動であごラインをすっきりさせる
咀嚼運動というものがあります。普段の食事の中に取り入れるだけの簡単なものです。
咀嚼運動
1.口に食べ物を入れたら姿勢を正す。
2.口の右側で10回噛む。
3.次は、左側で10回噛む。
4.最後に、口の中全体で10回噛む。
食事は噛み応えのあるものを選びましょう。
たとえば、温野菜や野菜スティック・玄米・貝類など。噛む回数を増やすと、表情筋が鍛えられるだけでなく満腹感も得られるのでダイエット効果もあります。
毎回は大変なので、時間があるときに取り入れてはいかがでしょう?
3.たるんだ顎はトレーニングで解消!
顎のたるみの真犯人は表情筋といってもいいくらいですね。若さを保つために体の筋肉を鍛えるように、顔のハリと弾力あるすっきりフェイスラインをキープするためには、顔の筋肉トレーニングをすることが重要です。気軽にどこでもできるトレーニングを紹介します。
3-1.あいうえお体操
実際に声を出しても出さなくてもいいですよ。
顔全体の筋肉が動き血行やリンパの流れが促進されて新陳代謝が活発になります。
1.あ、い、う、え、おの1文字につき10秒ずつキープします。
2.キープするとき普段使わない表情筋を意識して目いっぱい動かします。
以上を1日10セットほどしてください。効果ありと評判のトレーニングです。
3-2.ベロ回し体操
やり方は簡単。口の中で舌をぐるぐる回すだけ。
1.口を閉じて、自分の舌先を上の歯と歯茎の間に入れます。
2.そのままぐる~っと円を描く感じで、舌で歯茎をなぞるようにゆっくり回します。
右回り20回、左回り20回の計40回を1セットで1日2回です。
きつくて出来ない方は慣れるまで5回~10回から始めて少しずつ増やしていきましょう。
舌を回すことで表情筋とあごや首などの筋肉を鍛えます。
また、血液やリンパの流れを促します。
4.顎のたるみ予防に効果のある食べ物
顔のたるみを予防するには、毎日の食事も大切です。
たるみ解消に効果的な食べ物を紹介します。
〇大豆製品
大豆製品に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをします。肌の保湿力アップ・老化防止・更年期予防の効果あり。ビタミンEと一緒に摂ると体内への吸収が高まります。含まれる食品は、きなこ・納豆・豆腐などです。
〇コラーゲンが豊富な食べ物
皮膚は約70%がコラーゲンでできています。体内のコラーゲンは年齢とともに減少・劣化していくので十分に食べ物から摂取しましょう。コラーゲンを豊富に含む食品は、鶏の手羽・牛筋・豚足・魚のアラなどです。
〇ポリフェノール
ポリフェノールには、血流を良くしてむくみを改善・ビタミンCの吸収を高める・抗酸化作用の効果があり、たるみやシワ対策に有効です。含まれる食品は、赤ワイン・ブルーベリー・ぶどう・緑茶・りんごなどです。
〇ビタミン類を豊富に含む食べ物
お肌にとって対敵の活性酸素を除去してくれる抗酸化作用をもつビタミンは、老化防止と肌のハリに効果的です。ビタミン類は単体で摂っても効果的に働かないので、たくさんのビタミンを一緒に摂るようにしましょう。
4-1.たるみは砂糖の摂りすぎに注意
摂りすぎてはいけないものもあります。
砂糖です。
砂糖を摂りすぎると余分な糖分は体内でコラーゲンと結合して、コラーゲンの質が下がり量も減少します。
摂りすぎには注意しましょう。
微笑み美人の笑顔の中にできた目尻のしわや年齢を重ねた自然な深みは、とても素敵です。だけど、日頃のお手入れや心
5.さいごに表情筋のトレーニングは重要です!
がけを怠ってできたシワやたるみはちょっと残念ですよね。
肌のたるみを予防するには、なるべく早くから表情筋を鍛えておくこと。
衰えてしまうと鍛えなおすのは大変です。
日頃から意識して背筋を伸ばして表情豊かにしているだけで、フェイスラインもすっきり。
たるみは長い時間かけて出来上がるものです。
トレーニングで効果が現れても毎日続けてくださいね。
逆戻りしたら大変です。
毎日コツコツ時間をかけてツヤとハリのあるお肌を取り戻していきましょう。