美しくなりたい。
女性なら誰しもそんなふうに思うときがあるでしょう。
わたし達は美しくなることで自分に自信を持ち、笑顔が増え、さらに不思議なパワーと魅力が備わってきます。
今回、最後の5回目は、そんな美しくなりたいという思いを大切に、安心して脂肪溶解注射に臨んでほしいと想い、知っていて欲しい脂肪溶解注射の副作用をご紹介します。
メリットがあればデメリットもあるのが世の中の常。残念ながら「失敗」や「後悔」をしたという方の体験談もご紹介します。副作用を理解して、上手に脂肪溶解注射を利用しましょうね。もちろん、そのためのクリニック選びのポイントもご紹介します。
あなたの「美しくなりたい」という素敵な想いのお手伝いができますように…。
痛み・腫れ・内出血の副作用あり|入念なカウンセリングを
副作用という言葉を調べてみると、「薬物の、病気を治す作用とは別の、望んでいない作用。有害なことが多い」と出てきます。いわゆる望んでいない弊害というわけです。
脂肪溶解注射の場合もしかり、脂肪を溶解するという効果とは別の、望んでいない作用があるのです。
脂肪溶解注射の代表的な副作用は、腫れ・むくみ・内出血・熱感などです。もちろんこれには個人差があり、あまり感じないという場合もありますが、薬液の影響は、少なからず身体に作用しているので、反作用の法則のように、望んでいない作用も出てしまうわけなのです。
これは、クリニックでドクターがカウンセリング時に必ず伝えられなければいけないことです。自分の体質やアレルギーなどを伝え、リスクはどのくらいあるのか、危険はないのかなど、入念なカウンセリングをしてからサインをするようにしましょう。
そして禁忌事項を必ず確認すること。禁忌事項と注意事項は混同しやすいですが、まったくの別物です。それぞれ見ていきましょう。
※副作用の説明=小学館 デジタル大辞泉より
禁忌事項を確認せよ!|注意事項と副作用
禁忌とは、「忌み(いみ)はばかって、禁止されている事柄」の事です。要は、脂肪溶解注射をするにあたって、悪影響を及ぼすのでしてはしけないという事柄のことです。対して注意事項とは「心得るべき事柄」のこと。脂肪溶解注射で言ったら副作用も注意事項の部類に入るかもしれません。
では脂肪溶解注射の禁忌事項と注意事項を見ていきましょう。
脂肪溶解注射の注意事項/副作用 | 脂肪溶解注射の禁忌事項 |
l むくみ感・腫れ感がでる場合がある l 赤み・ほてりなどの症状がでる場合がある l 内出血がでる場合がある l 当日の入浴・飲酒・激しい運動は避ける l 効果は個人差がある
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l 妊娠中・妊娠の可能性がある場合は施術不可 l 心臓疾患がある場合は施術不可 l 脳疾患がある場合は施術不可 l 高脂血症のある場合は施術不可 l 大豆アレルギーがある場合は施術不可
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知っておいてね、というレベルと、絶対にダメだよ、というレベルでは全然違いますよね。そして、この注意事項・禁忌事項はクリニックによっても使っている薬液によっても多少変化します。しっかり確認し、分からないことはどんどん質問していきましょう!
ちなみに…、重々しい禁忌事項の中にポツンと大豆アレルギーの文字。なんで大豆アレルギーがダメなの?と思いませんでしたか?それは薬液の成分に関わってくるのです。大豆アレルギーのある方は、残念ながら脂肪溶解注射を受けることができないのです。
痛みの原因?|安全性の高い薬剤
なぜ大豆アレルギーの人が施術を受けることができないかというと、脂肪溶解注射で使用されている薬剤「ファスファチジルコリン」は大豆由来の成分が使用されているので、大豆アレルギーの人が施術を受けるとアレルギー症状を発症する可能性があるからなのです。
ちなみに、大豆アレルギーの自覚症状がない場合でも、スギ花粉などその他のアレルギーを持っていると、大豆アレルギーの可能性が疑われます。十分気を付けましょう。
「ファスファチジルコリン」はもともと脂肪肝の治療などに用いられたもので、FDA(米国食品医薬品局)に認定されている、安産性の高い薬剤なのです。そして副作用の危険性が少ないことでも知られています。
しかし、この「ファスファチジルコリン」。安全性は高いのですが、安定性が低いのです。
そのため、安定用の添加物を混ぜる場合が多いのですが、この添加物が痛みの原因となるケースがあるのです。
もちろんこの痛みは1週間程度で自然と消えていきますので安心してくださいね。もし1週間経過後も痛みが続く場合は、必ずドクターに相談しましょう。美しくなると同時に、不安はきれいに消し去りましょうね。
脂肪溶解注射の後悔|受けた方の体験談
副作用も理解し、禁忌事項も問題ないはずだったのに…。意外にもこんな経験をされた方がいらっしゃいます。これは大手Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に投稿されていた体験談で、妊娠に気付かず脂肪溶解注射を打ってしまったというお話です。
妊娠に気づかず、脂肪溶解注射を打ってしまいました。
先日、妊娠が判明し大変喜んでいたのですが、よく考えるとその10日程前に美容クリニックで強力脂肪溶解注射というものを腹部に2本も打ってしまっていました。
妊娠中の方は施術できません、と書かれているクリニックがほとんどなので、胎児への影響が心配でなりません。
本当に自分でも馬鹿なことをしたと後悔しています。
もし子供に何かあったら、と思うと、悔やんでも悔やみきれません。
美容クリニックの先生に電話で問い合わせたところ、もし影響があったとしたらすでに初期流産していると思う、と受付の女性づてに簡単に言われただけです。
それでも不安が払拭できず、質問させて頂きました。
詳しい方いらっしゃったら、教えてください。
妊娠の可能性があるにもかかわらず安易に施術を受けてしまった自分が情けないです。
本当に毎日悩んで悩んで、どうしていいか分かりません。
不安が払拭できないという気持ちわかりますよね。その後、産婦人科で受診し「赤ちゃんは順調」と言われたそうですが、他人ごとではありませんね。妊娠の可能性がある場合は十分に慎重になってください。
次に、「美容医療の口コミ広場」に投稿された体験談です。この方は、ふくらはぎに脂肪溶解注射を打ち、歩行困難になってしまったとのことです。
こんにちわ。
2週間前にふくらはぎに脂肪溶解注射をしました。
1週間後には浮腫が酷く浮腫での痛みがありましたが今週に入り浮腫は取れましたが、ふくらはぎに違和感ができシコリができてしまったと同時に歩行困難になってしまいました。
皮膚表面に内出血はありませんが、かかとが地面につける事が出来ず、無理に付けようとしてみても痛みがあるのとふくらはぎの筋肉がうまく動かない様にも感じます。
これはマッサージを行い続けるべきなのか、ほっとくべきなのか、冷やすのか温めるのか、また歩行困難は解消されるのかを打った病院に問い合わせても先生が来る曜日が決まっており次は月中しか来ないとの事で答えられないと言われてしまいました。
今の状況でどうしたらいいのかもわからないので相談させて頂きました。
引用元:美容医療の口コミ広場
この質問のアンサーとして、3人のドクターが答えてくれていますが、どのドクターも「通常の経過とは異なる印象」という見解でした。
意を決してクリニックの門を叩いたことでしょう。とても残念で悲しい結果になってしまいました。随分前の投稿ですが、回復されていることを願います。
しかし、この2件の投稿をみると、クリニックの対応が少し杜撰だとは思いませんか?実際のその後の対応はわかりませんが、脂肪溶解注射という、いわゆる外科施術を受けたのですから、患者には少なからず不安もあることでしょう。もっと不安を和らげ、親身に対応をしてほしいものです。
そして、このことからもわかるように、安全で効果の高い脂肪溶解注射を受けるためにもっとも重要なことが見えてきます。そうです。クリニック選びが非常に大切なのです!
最後に、信頼できるクリニック選びをご紹介します!
脂肪溶解注射の成功の秘訣は?|クリニック選択のコツ
脂肪溶解注射は、実は20年ほど前からある施術です。そして、近年薬液の改良が進み、様々な成分が添加された新製品が出回り始めると、ちょっとした「脂肪溶解注射ブーム」が起こり始めました。
すると当然、各クリニックもこぞってメニューに加え始めますよね。
今まで、脂肪溶解注射の経験がないドクターや、専門外のドクターも見様見まねでブームに乗ろうとするのです。
すると、「失敗」が生まれてしまう。
脂肪溶解注射は、効果の出る打ち方をすれば、高い効果を実感する、満足度の高い治療です。薬自体にはしっかりと脂肪を溶解する力があるので、あとは打ち方が問題。
つまり、脂肪溶解注射は、ドクターの技術により、効果に大きな差がでる治療なのです。
ではどうやって、技術力の高いドクターを探せばいいのか?脂肪吸引の実績があるクリニックを探すことです。そして、経験のより豊富なドクターを見つけるのです。
脂肪吸引という外科手術は、脂肪の層を、密度も深さも均一に吸引する、とても高度な奥の深い施術です。基本的な技術を習得するのにも、相当な経験を要します。プラス、ボディデザインをするセンスがないとできません。
カウンセリングの時にさりげなく聞いてみてください。「先生は、脂肪吸引はされるのですか?」って。
これが、あなたが信頼できるクリニックを見つけ、安全にかつ効果的に脂肪溶解注射を受けられるコツです。
これで、あなたの手元には、脂肪溶解注射で美しくなるためのすべての「カギ」が揃いましたね。もう怖いものなしですよ!
まとめ
5回に渡り、脂肪溶解注射の総まとめをご紹介してきました。あなたが美しく生まれ変わるための手持ちの「カギ」は5つあるわけです。
1つ目のカギ:種類
脂肪溶解注射の種類では、部位によって使う薬液が違い、腫れや痛み、ダウンタイムも違ってくるという内容。あなたの希望部位にはどんな薬液が合い、どのくらいの副作用が伴ってくるかがわかりましたね。
2つ目のカギ:効果
脂肪溶解注射の効果をお伝えしました。効果を実感するまでの回数や費用、効果が出やすい部位などをご紹介。あなたの場合のイメージができたことでしょう。
3つ目のカギ:鼻のデザイニング
この回では、筆者おススメの脂肪溶解注射で鼻をデザイニングする施術をご紹介しました。いまや外科オペ並みに優れた効果を発揮する鼻のデザイニング。美鼻つくりの最先端でしたね。
4つ目のカギ:痛み
出来ることなら、痛みは誰しも避けたいものです。実際に脂肪溶解注射ではどのくらい痛いのか?施術・術後の痛さと、痛みを減らす方法をお伝えしました。
5つ目のカギ:副作用
効果があればこそ、副作用も出てしまいます。また稀に、後悔や失敗といった悲しい結果になってしまうことも実際にあるのです。しかしそれは最小限のリスクと考えたいところ。
脂肪溶解注射を成功へと導くには、「良いクリニック・良いドクターを探すこと」という、もっとも重要なカギをお渡ししました。
石像を作るように自分の身体をメイキングできる「魔法のヘラ」が欲しい、という中学生だったころの筆者の想いに応えてくれた脂肪溶解注射。
そして、美しくなりたい、という今あるあなたの想い。
そんなあなたの想いに応えるべく、脂肪溶解注射は進化を遂げて存在します。
さぁ、この5つのカギを手に、脂肪溶解注射でボディデザイニングを始めましょう!生まれ変わった新しい自分はもうすぐそこです。あなたの人生がより楽しく、笑顔溢れるものに変わっていきますよ!