二の腕、下腹、太もも、あごなど脂肪がつきやすい部分では「たるみ」が悩みの種になることがありますよね。
しかしたるんだ部位をどうにか解消したいと思っても、適切にたるんだ部位の脂肪を落とすことは難しいのが現実ではないでしょうか。
また、食事制限や運動により体重を落とすことができても、たるんだ部位を効果的に落とすためにはかなりの努力を必要とします。
この記事を読んで下さる方の中にも、実際にたるみ解消のために運動や食事制限を行って続けることができなかった方もいるのではないでしょうか。
そのような方やたるんだ部分だけ解消したい方は、ぜひこの記事を最期まで読み「脂肪溶解注射」に期待できる、たるんだ部位の部分痩せ効果を知って下さい。
運動や食事制限も場合によってはたるみを作る?
加齢や紫外線により顔の肌にたるみが生じます。
その他にも体重増加に伴い、私たちの身体に余分な脂肪がつくことでたるみが生じます。
中でもフェイスライン、あご、二の腕、下腹、太ももは、特にたるみが付きやすく気になる部位ではないでしょうか。
しかし顔のたるみは、適切なケアをすればすぐに効果が実感できるとは言いにくいです。
さらに、運動や食事制限でコツコツ努力し痩せたとしても、たるんだ部位が落ちるかどうかは分かりません。
もちろん部位別の運動を行えば効果は期待できますが、即時性には乏しく継続しないと結果には結び付きにくいですよね。
また、大幅に体重が増えた後のダイエットでは、体重が落ちた際に皮膚が伸びてたるんだ部位が生じてしまうことがあります。
ではどのようにして、たるんだ部位を効果的に解消するのがよいのでしょうか?
たるんだ部位の部分痩せが得意な脂肪溶解注射とは
美容整形や美容外科というと、身体にメスを入れたりするのではないか、あるいは施術後の身体の負担など気になることは多いですよね。
今回は効果的にたるみを解消する方法のひとつとして「脂肪溶解注射」について説明していきます
脂肪溶解注射とは
脂肪溶解注射(別名:メソセラピー)は、薬剤を皮下脂肪に直接注射する施術方法です。
薬剤の浸透した部分の脂肪細胞が破壊され溶解することにより、脂肪細胞を減少させ「部分痩せ」に効果的な仕組みとなっています。
そのため、気になるたるんだ部位に直接施術する事で効果を発揮できます。
さらに施術は、ほとんど痛みもなく身体への負担も少ないとされています。
最近日本でも広く普及されてきましたが、安全性についてもフランスで医療目的にて開発され、その後ダイエット・美容目的としてアメリカで発達した経緯があり、信頼できる施術方法です。
なお日本での施術は、一般的に美容皮膚科や形成外科で受けられますが、保険適用外となっています。
施術内容と気になる費用
脂肪溶解注射は、一般的にカウンセリング→注射→施術後のケアという流れで行われます。初診であっても1回の治療は30分~1時間程度で終えることができます。
効果の範囲は1回の注射で手のひら程度の大きさに効くと言われています。
また、効果の実感には早ければ3日~1週間で効果を感じることができるようですが、より効果を高めるためには1週間を空けて4~5回施術するのが望ましいようです。
費用に関しては概ね1回につき10,000円前後が相場のようです。
たるみに効果が期待できるメカニズム
では下記で、より詳しく効果的にたるみが解消できる理由を説明していきます。
負担をかけずに部分痩せができる点
有酸素運動や筋力トレーニング、あるいは食事制限と大きく異なるのは、やはり負担なくたるんだ部位に確実に効果を発揮できる点です。
また、脂肪細胞の特性として一度破壊された脂肪細胞は増えにくくなるため、施術後は太りにくい体質になりやすいです。
セルライトも一緒に除去できる
美容に興味がある方は「セルライト」という言葉を聞いたことがあるはずです。
セルライトとは脂肪細胞に老廃物が付着したもので、具体的には皮下脂肪の塊のことです。
セルライトがある場合には、見た目はもちろん血行やリンパの流れも悪くなりやすい傾向があります。
さらに問題なのがマッサージや運動など通常のダイエットではセルライトを除去することが難しいと言われていることです。
しかし脂肪溶解注射の成分は、そんなセルライトの細胞にも効果が期待でき、セルライトを破壊し除去する働きがあります。
セルライトが除去されると妨げられていた血行やリンパの流れも促進されるというメリットもあります。
適応部位は?
フェイスライン、あご、二の腕、下腹、太ももと幅広い適応があります。
フェイスラインやあごでは、たるみの解消だけではなく、小顔効果や肌の引き締め作用もきたされます。
またボディラインをきれいにしたい場合にも、痩せたい部分のみ施術する事ができるためプロポーションをコントロールできるという利点もあります。
【施術に関する注意点】
注射後は一時的な赤み、突っ張り感、内出血、腫れなどが発生する可能性がある程度ありますが、ほとんどの場合は数日~1週間程度で落ち着くことが多いようです。
注意する点としては、注射する薬剤に大豆が使用されていることからアレルギー反応のリスクがあることで、心配な場合には治療前の医師とのカウンセリングで必ず伝えましょう。また、次の方は脂肪溶解注射を受けられない場合があるため注意してください。
妊娠中・授乳中の人、あるいは高血圧・高脂血症・貧血の人、糖尿病などの持病のある人などは、必ずかかりつけ医に相談後、医師の指導の下で正しく治療を受ける必要があります。
こんな方に脂肪溶解注射はおすすめ
以下で脂肪溶解注射がおすすめの方とメリットを合わせてお伝えしていきます。
ダイエットに挫折した方や取り組む時間がない方
脂肪溶解注射の大きなメリットは、「続かない・辛い」といったダイエットの典型的な悩みから解放されることですね。
また痩せたい気持ちはあるけれど、多忙で運動時間を確保できない、食事に気を使うのも難しいなどといった悩みを抱える方にもおすすめです。
施術時間も短く、通院回数も多くないため多忙な方にもおすすめできる施術ですね。
なお、より効果を実感したいのであれば、日常生活に軽い運動を取り入れることやこれまでの食生活に関しても再度脂肪がつかないように配慮するとよいでしょう。
副作用が気になる! 痛いのが苦手な方
繰り返しになりますが、脂肪溶解注射はダウンタイムと呼ばれる腫れや内出血などがほとんどない治療法です。
注射時の痛みに関しても多くの人が問題なく耐えられる程度の痛みと言われており、クリニックや病院によっては、注射前にクリームタイプの麻酔薬を塗付するなど、より痛みを軽減する方法が用いられているようです。
まとめ
脂肪溶解注射は効果的にたるんだ部位の部分痩せにおすすめの治療法です。
これまで他のダイエットや美容法では、たるみをなかなかか解消できなかった方や多忙な方にもおすすめで、何より副作用が少なく部分的にたるみを解消できるという利点があります。
さらに施術後も太りにくい体質になる為、対処療法と異なり根本的なたるみの解消法とも言えるのではないでしょうか。
ぜひこの記事を読まれた方でたるみに悩まされている方は、脂肪溶解注射を検討してみてはいかがでしょうか。