細い太ももを手に入れたいと思った時に、方法として思いつくことは何があるでしょう。
多くの方が「ダイエット」や「筋力トレーニング」により太ももを細くすることを考えるはずです。
しかし、どちらの方法も「継続」と「努力」を必要とするため、理想の身体を手に入れたいという気持ちがあっても、効果を実感することができない場合もあるでしょう。
今回は、運動が苦手な方でも効果を実感できる脂肪溶解注射について仕組みから太ももへ施術する事のメリットまで徹底的にご紹介していきます。
メソセラピー? 脂肪溶解注射とは
有効成分を皮下に直接注入し、素早い効果を発揮する治療法のことをメソセラピーと呼びます。
脂肪溶解注射もメソセラピーに分類されており、美容整形や美容皮膚科で行える美容法です。
具体的な施術方法は、気になる部分に注射するだけですが、その部位の部分痩せをすることが期待できます。
適応範囲もフェイスライン、あご、二の腕、下腹、太ももと幅広く施術されています。
もともと外国では医療現場で、血管壁にコレステロールが付着することを予防するなど動脈硬化の予防などに用いられていました。
そのため、安全性も高く、手軽に行えることから今注目されている美容法です。
脂肪溶解注射のメカニズム
脂肪溶解注射は、脂肪細胞を破壊する作用の薬剤を皮下脂肪に直接注射します。
この直接注射することが最も大切なことで、部分痩せにはとても重要となります。
薬剤の浸透した部分の脂肪細胞は破壊され溶解するため、体外へ排出されやすくなります。
結果として施術した部位の脂肪細胞が、減少するため「部分痩せ」が期待できるメカニズムとなっています。
なお、注入する薬剤は大豆成分由来であり大豆アレルギーの場合には注意が必要なので施術を考える際には必ず医師に伝えてください。
治療の流れや施術時間 アフターケアは?
治療はカウンセリング、施術、アフターケアという順で行われますが、初回の施術でも問診なども含めて1時間程度で終えることができるようです。
また、実際の施術時間も5分~15分程度とかなり短い時間で行うことができるようです。
アフターケアに関しても、術後のダウンタイムが少なく他の美容整形などと比べて内出血や腫脹が生じにくい点も脂肪溶解注射の特徴です。
脂肪細胞の特性
脂肪細胞は私たちが太る理由に関係している原因のひとつです。
脂肪のかたまりをもっている細胞のことで、脂肪を貯える作用があります。
脂肪細胞は白色脂肪細胞と多褐色脂肪細胞に分類されますが、肥満には白色細胞が関係しています。
というのも、この白色細胞が肥大化することで脂肪細胞が機能不全となり、一つ一つの脂肪細胞が大きくなり太くなりやすくなる傾向があるからです。
そのため、痩せるには脂肪細胞を小さくする必要があります。
しかし、脂肪細胞は運動や食事制限では解消することが難しく、効果を実感するにはかなりの努力が必要となるでしょう。
脂肪溶解注射と脂肪細胞
脂肪溶解注射の大きなメリットとして、破壊した脂肪細胞が元にもどりにくいことが挙げられます。
基本的には、体の中の脂肪細胞は細胞数が決まっているため、減った場合には増えることはないでしょう。
すなわち、脂肪細胞を除去することは、太りにくい体質になりやすいと言えますね。
対処療法ではなく根本的に体質の改善効果が期待できるのも脂肪溶解注射の魅力ではないでしょうか。
脂肪注射なら効果的に太ももが細くなる
太ももに脂肪溶解注射を打つことで、効果的に太ももだけを細くすることが可能です。
施術時間も短く身体への負担も少ないので、運動が苦手な方やダイエットが続かない方には特におすすめでしょう。
また、運動時間が確保できない多忙な方にも有効な美容法ですね。
ではここからは、脂肪溶解注射を太ももに注射するメリットをお伝えしていきますね。
太ももを細くするための方法
そもそも、太ももを綺麗に細くしたいなら、どのような取り組みが必要でしょうか。
定期的な有酸素運動やボディメイクのための筋力トレーニング、エステや鍼灸など様々な方法があるでしょう。
もちろん、どの方法も最終的には効果を得るでしょうが、継続や努力、副作用など一長一短ありますね。
しかし、脂肪溶解注射なら太ももを確実に細くできるため、太ももだけを綺麗に細くしたい場合にはおすすめの美容法と言えるでしょう。
運動すれば必ず痩せる? 部分痩せの難しさ
運動や食事制限によりダイエットに成功した方にも悩みがつきものでしょう。
なぜなら、必ずしも体重の減量が目的とした部位に効果が期待できるかが分からないからです。
特に悩みの多い「二の腕・下腹部・太もも」などは体重が減量したからといって必ず細くなるわけではありません。
特にボディメイクを希望される女性の場合には、減量でバストサイズまでダウンしてしまった経験などがある方もいるでしょう。
このように、部分痩せには適切な方法を継続することが必要なため、体重を減量させることに比べて難易度が高いと言えますね。
セルライトの除去も期待できる
皮下脂肪の塊のことをセルライトと呼びます。
特に太もも裏などは、セルライトにより凹凸が生じやすい部位で、悩まれる方も多いのではないでしょうか。
このセルライトができる過程は、老廃物が脂肪細胞に付着し、皮下脂肪の塊を形成していくと言われています。
セルライトがあると、リンパや血行の流れが滞り、むくみやすくなってしまうので、太ももも太くなりやすいでしょう。
さらに、皮膚の表面近くに大きな塊ができてしまうと外見上もボコッとした凹凸が見える場合もあるようです。
このセルライトもダイエットなどでは解消することが難しく、除去するためには機器やエステなど特別な施術が必要です。
しかし、脂肪溶解注射なら脂肪細胞を破壊するので付着したセルライトの除去も一緒に期待できます。
そのため、効果的にセルライトを除去したい場合にも脂肪溶解注射はおすすめと言えますね。
脂肪溶解注射の費用
脂肪溶解注射の費用は、1本あたり1万円程が目安ですが、クリニックや成分内容により価格に開きがあります。
1本あたりの効果範囲は手のひらサイズとされているため、状態にもよりますが太ももに施術する場合には1回につき数本施術しなければならないでしょう。
また、3日~1週間で効果を実感できると言われていますが、より効果を実感したいのであれば、1週間間隔で5回程度を目安に通うほうがよいとも言われています。
そのため、太ももを細くきれいにするには数十万円が必要なこともあります。
さらに、脂肪溶解注射は今のところ保険診療の適応外のため、しっかりとカウンセリングを行い慎重にクリニックを検討する必要がありますね。
脂肪溶解注射の注意点
脂肪溶解注射の副作用では一時的に内出血や腫脹、筋肉痛のような痛みが生じる場合があります。
多くの場合は1週間以内に治まることがほとんどです。
大豆アレルギーについて上記で触れましたが、他にも次の方は脂肪溶解注射を受けられない場合があるため注意が必要です。
妊娠中・授乳中の人、あるいは持病(高血圧・高脂血症・貧血の人、糖尿病など)のある人などは、場合によって症状を増悪する危険性も考えられるため必ずかかりつけ医に相談してください。
とてもおすすめの施術方法ですが、このような注意点なども知ったうえで検討するようにしましょう。
まとめ
脂肪溶解注射は、太ももを効果的に部分痩せするのにおすすめの美容法です。
特に身体的負担の少なさや効果を実感するまでの期間が短いことは、今までダイエットなどで上手くいかなかった方にも嬉しいですね。
また、他の方法と異なり直接太ももだけを細く、太りにくくする事も魅力です。
費用面で気になる方もいるとは思いますが、キャンペーンやモニター治療などもされている場合があります。
もし、太ももを細くしたいと悩まれているのであれば、一度脂肪溶解注射のカウンセリングを検討してみてはいかがでしょうか。